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排卵日を知る方法③頸管粘液法

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●頸管粘液の変化で排卵日がわかる
子宮頸管の内側は常に粘液で満たされています。
この粘液の量や性質は、ホルモンの働きによって周期的に変化します。
頸管粘液法とは、この変化を観察することによって、排卵日を予測する方法です。

●頸管粘液の変化が起こるワケ
黄体期には、子宮顕管部は固く閉じて、内側に糊状の濃厚な粘液がたまっています。
これは黄体ホルモンの働きによるもので、外部から細菌が子宮内へ侵入するのを防ぐ効果があります。
排卵が近づくと、卵胞ホルモンの量が増加します。
卵胞ホルモンは子宮顕管壁の分泌腺から粘液の分泌を促します。
それと同時に、粘液の水分含有量を増やすので、顕管粘液は流動性になって量が増えます。 
また、閉じていた子宮顕管部が開くので、余分な粘液が腔のほうへ流れ出ます。
顕管粘液の変化は1~3期に分けられ、排卵は第3期の最終日か翌日に起こります。

●頸管粘液の観察の仕方
排尿の前と終わった後、テイッシユ・ぺーパーで陰部をぬぐうか、指を腔にさし入れて付着したものを観察します。
毎晩、その日の粘液の状態について記録します。


月経周期中の膣の感触と粘液の変化

第1期・・・月経の後
日数 3.5日
膣の状態 乾いている
粘液の状態 なし 
月経の終わった後の3、4日間は膣粘膜が乾いた状態で、粘液はありません。


第2期・・・第1期の後
日数 3.3日
膣の状態 湿り気
粘液の状態 少ない、黄色か白色、不透明、粘りあり
膣は湿り気をおび、少量の粘液が出る。粘液は不透明で黄色く、粘り気はある。

第3期・・・第2期の後
日数 3.3日
膣の状態 濡れている 滑りがよい
粘液の状態 多い、卵白状、透明、弾力あり
膣が濡れて滑りがよい。粘液量は最後の日に最も多くなり、排卵はこの日が翌日に起こる。


指を腔の奥に入れ、突出している子宮外口から流れ出している粘液を指先にとり、親指と人さし指でつまむ。
この指をゆっくり離すと、粘液は糸をひき4~15センチメートルくらいにのびる。
by marieblog830 | 2019-01-28 16:46 | 排卵日